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This Archive : 2007年04月

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2枚組) [DVD]

オカン、ありがとうね。

 1960年代。3歳のボク(オダギリジョー)は、真夜中に玄関の戸を蹴破って帰ってきた酔っぱらいのオトン(小林薫)にいきなり焼き鳥の串を食べさせられてしまう。オトンに手を焼いたオカン(樹木希林)はボクを筑豊の実家に連れ帰り、妹の“ブーブおばさん”の小料理屋を手伝いながら、女手一つでボクを育て始めるのだった。(シネマトゥディより)

樹木希林の実娘である内田也哉子が、オカンの若い頃をやるというのに興味がありました。

娘さんというだけあって、声や仕草、表情が似てるなーといった場面も見られたのですが、やはり樹木希林のあの個性的な部分がなく物足りなかったかも。

ボクが大学生になった途端に、子役・母親役共にバトンタッチになったので、高校卒業から大学入学の短い間にこの二人に一体何があったんだ?みたいな違和感があります。
(まぁ、ここは大目に見る所ですね)

場面場面のそこかしこに、「あら、こんな人が」みたいな感じで出演している俳優さんがいるので、それを観るのも楽しみの一つかも。

主役はオダギリジョーなんだろうけど、オカンの存在感が圧倒的でした。母は強し。
子供にとって、母親って『絶対死なない、いつまでも傍にいてくれる存在』なんじゃないかと思う。
惜しみない愛情を自分に注いでくれる存在。

ボクがオカンの手を引いて、横断歩道を歩くシーンが良かったです。

オトンがオカンの病室に泊まる夜に、ボクが「愛する人に」と二人の思い出の曲をおくるシーンも良かったです。

『時々、オトン』は、ボクと妻の口癖が一緒になっている事に気がついて「毛が生えてきた」と、二人にそれぞれに言うのだけれど。あの台詞が、ボクとオカンの中に入っていけない寂しさみたいなのを表現していたんじゃないかなぁと思いました。

「泣かせる映画にしたくない」という製作者サイドの声の通り、お涙ちょうだいものの作品ではありません。
話は淡々と過去と現在を混ぜ合わせながら進んでいきます。

そして最後近くに、現在の進行に落ち着いた時に「あぁ、もうすぐオカンが死んじゃうんだ」と実感するんですよね。

辛い抗がん剤治療で初めて「やめたいです」と弱音を吐くオカン。
辛かっただろうと思う。
「やり遂げる事」を大切にしてきたオカンだから。
息子が大学を卒業した事、自分がそれを縁の下から支えてあげ続けてきた事を自慢にしていたオカンだから尚更。
ボクが大学留年すると電話してきた時に
「何で頑張れなかったんだろうねぇ」と何度も呟いていたオカンだからこそ。
あの「やめたいです」の一言は重かった。

その辛さを見ているから「頑張ったね」って言えるんだなぁって。オカンは「頑張る事」がどれだけ辛い事なのか、大切な事なのかをボクに身をもって教えてくれたんだと思う。



『親孝行、したい時に親はなし』

こんな風にならないよう、帰ったら母親と他愛のない話でもしてみよう。

母の日も、もうすぐな桜満開の日に。

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CATEGORY : DRAMAな映画 | THEME : 邦画 | GENRE : 映画 |

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